胃内視鏡検査とは、先端に高性能カメラをつけた細い管を口や鼻から挿入し、医師が直接、食道、胃、十二指腸の内部を観察する検査です。
病変が見つかった場合には、組織検査もその場でできます。
ポリープなどの病変を切除することもできます。
上部消化管X線造影検査(胃のバリウム検査)で影が見つかったときに行う精密検査でもあります。
(1)検査前日
夕食(飲物も含む)は午後9時頃までに消化の良いものを軽めにすませてください。水(水以外は不可)は午前0時頃まで飲んでいただいてかまいません。
(2)検査当日の朝
飲食(水も含む)・喫煙・薬の服用はしないでください。
心臓病・高血圧・薬剤過敏のある方はお申し出下さい。なるべくゆったりした服装で来院下さい。
(3)検査
●経鼻内視鏡検査はモニターをみながら受けます。検査中に質問ができます。☆まれにではありますが、鼻の形によっては(鼻腔の狭い方など)、口からの胃内視鏡に切り替えることがあります。
●口からの内視鏡検査でも、のどの麻酔をしっかりすることで苦痛はほとんどありません。
●不安なので眠っている間に検査を受けたい場合には安定剤の注射を行います。事前にお申し出下さい。
(4)検査後
少しお水を飲み、むせなければ、お食事をしても構いません。むせる場合は、30分以上たってから飲水、お食事をしてください。痛みが続いたり、黒色便が出るなどの異常があればご連絡下さい。